肺気胸4回目の体験談｜4年越しの再発でした

気胸4回目は26歳の時にやってきた。

気胸3回目になったのが22歳くらいの時で、4回目が再発したのは26歳位の時だと思います。

それまでは1年置きに肺気胸で入院していたので4年というのは気胸というモノが少し忘れられかけていた時期でもあると思います。

やはり3回目で内視鏡の手術をし再発率3％程度と言われれば、もう自分は気胸にはならないんだろうなという思いはあったと思います。

しかし実際には4回目も手術をした左の肺に穴が空いた訳です・・・・。

ちなみに4年間も時間が空くと様々な変化がありました。

24歳から一人暮らしを始める

それまで実家で暮らしていたのですが、金銭的にも余裕が出来てきたということで24歳の時に一人暮らしをスタートさせます。実家と違いストレスが無い反面ご飯を作ったり家事をこなしたりと大変ではありましたが充実した日々を送っていました。しかし気胸になりやすい方というのは痩せ型の方が多いので、この一人暮らしによって体重をいかにキープするかという点がいつも苦労していました。やはり食べなければすぐに痩せてしまう体質だったので常に体重には気を遣っていました。ただそれでも一人暮らし前より体重は減ったのかなと思います。

25歳の時に結婚

そして25歳の時に結婚をするのですがそこからはとにかく泡ただしい日々でした。プロポーズして結婚という形ではなく子供が出来てといういわゆる出来ちゃった結婚です。急いで奥さんの両親にあいさつに行き、結婚式の準備、新居のこと、新婚旅行の事ととにかく毎日忙しくストレスもかなりあったのかと思います。

26歳の時に長女が誕生する

そして気胸に4回目になる半年前位に長女が誕生しました。正確には僕がまだ25歳の時か。とても可愛くてほんとに目に入れても痛くないほど愛おしい存在だったのですが、それと同時に初めての育児に悪戦苦闘。奥さんも産後鬱のような状態で悩みや不安というのは常にありました。

こんな感じで内視鏡の手術のあとは4年間を過ごしていた訳なんですが、充実感と共に26歳にかけてストレスが溜まることも増えていたったのかと思います。

やはり気胸の原因の一つに生活習慣悪化やストレスというのも挙げられているのでその影響は大きかったのかなと思います。

そして26歳の秋ごろに朝起きたら呼吸が苦しい・・・胸がボコボコいっている・・・・横になろうとすると痛い・・・・立つのもしんどい・・・って感じでこれは確実に見の覚えのある症状だと思いました。

今回の気胸は違う病院に入院することに

子供も小さいな中で朝から旦那が苦しんでいる・・・役に立たないどころか奥さんの足手まといになってしまって大変申し訳ないと思いました。

しかし病院に連れて行ってもらわなければ一人では無理って状況で子供をお義母さんに預け近くの大病院にいきました。

気胸1回目から3回目は同じ実家の近くの病院だったのですが、4回目はアパートの近くの大病院に入院する事にしました。

県内でも大きな方でとてもきれいな病院でした。

その時の担当医の方は女医さんでキレイな方だったのを覚えています。

まあ、あのマスクって卑怯なもので大半の方が綺麗に映りますよね。

ただそんな事を思っていたのも数分の事で、またあのドレーンを入れらる恐怖と戦わないといけないのかと思うと憂鬱でしかありませんでした。

そう思うと脇汗が止まりませんでしたね。

いたいっ（局所麻酔・・・・・あっ・・・あっ・・・・（管をグイグイ）・・・・・なんかメチャクチャ痛いわけでも無いけど複雑な気分～

4年ぶりのあの感触でした。

4回目の入院生活

4回目の入院生活は新しくてとてもキレイな病院だったのでとても快適でした。

キレイだと食べるモノも美味しく感じ以前の病院よりも病気してるって感じがなかった。

そして何よりも良かったのは高い場所の部屋で窓際ってポジションだったので少し気分が晴れました。

ただドレーン治療のあとの痛みは依然と変わらずとても苦痛でしたね。

やはり慣れるのに2日とか3日は掛ったと思います。

しかしここ数年慌ただしい日々を送っていたので、これは俺に休めって言ってるのかなと少し身体を休めるいい機会なのかとも思いました。

ただその分家族や会社には迷惑を掛けているというのは忘れてはいませんけどね。

でもそれでもちょっとゆっくりしたいなというのはありました。

＜手術を再度受けるかだどうか・・・・・＞

オラっちさん今回が気胸4回目ということで大変でしたね。

はい・・・・久しぶりだったんですが、やはり嫌なものです。

ちなみに3回目の時に○○病院で内視鏡の手術を受けておられますが、今回はどうされますか？このまま様子見でいくのかそれとも・・・・

モチロン様子見で！！手術は嫌です！！怖いっす！！

そうですね。では今回はこのまま肺の穴が塞がったら退院ということにしましょう。

お医者さんとの相談で4回目はドレーン治療のみにという事にしました。

やはり前回の内視鏡の手術がしんどかったというのもありますし、今回たまたまストレスが溜まってなったんじゃないか・・・とどこか期待していたので手術を受けるのは拒否しました。

そして4回目の入院も1週間程度ですぐに退院する事ができました。

しかし・・・・・・本当の試練はここからでした。

5回目の肺気胸の体験談に続く。

肺気胸の体験談