肺気胸の体験談

肺気胸5回目は4回目退院から1日後

肺気胸5回目はなんと気胸4回目の退院から1日後の事でした。

 

なんてことだ!って感じで1日家に帰って再び病院に逆戻りとなりました。

 

 

 

 

退院したその夜に何か調子おかしいなと思ったんですが、それでもお風呂にへそから下部分に浸かったんですがやっぱおかしい。

 

動くたびに肺のボコボコした感じがある・・・・(冷や汗)

 

いや退院したばかりだからこんなものだ・・・寝たら直る!と思い込んでその日は寝ました。

 

 

 

しかし翌朝

 

 

 

うーーーーーこれぜったい穴空いてるパターンの奴やぁーーーーー!

 

 

4回目の朝と同じで座るのも立つのもきつくてソファの手すりの角に座っているのが一番楽でした。

 

なんでこんな事になるんだ・・・・いやまだ気胸ときまった訳では無い

 

いやだもう脇腹に穴を空けられるのは嫌だ

 

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だぁ〜

 

頭の中はもうその事で一杯です。

 

しかし足の親指を見ると、爪が紫色に変色しているんですよね。

 

それもどす黒い色に!

 

それでもレントゲン撮るまでは分からないと自分に言い聞かせていたんですが、案の定気胸になっていました。

 

 

 

うううう・・・うわァ〜うわぁ〜いててててっ

 

 

て感じでまた脇腹にドレーンを差されベットの上に生還した訳です。

 

 

自分の運命というか、なんで俺だけこんな苦しい思いをしなければいけないのか、いつになったらこの気胸という苦しみから逃れられるのか・・・・そんな事をドレーン治療の後の痛みがある中でベットで考えていいました。そしたらどうしようもなく哀しくなって涙が溢れてきました。横には奥さんがいたのですがとても我慢しきれなくて涙が止まりませんでした。

 

今まで奥さんの前では涙を見せたことはありませんでしたし、それ以降も涙を見せたことは無いです。それが唯一奥さんの見せた涙となりました。それ程に今回の気胸は精神的、体力的にキツイものだったんです。

 

 

 

 

5回目の気胸は2度目の内視鏡手術をする事になりました。

4回目の時には様子を見ましょうって事にしていたんですが、退院して1日で逆戻りしてきた事でお医者は、

 

 

 

こりゃ、手術だね


 

 

 

えっ!!

 

 

部屋に入って来た瞬間ある程度悟ってはいたのですが、その言葉を聞いてもう諦めるしかありませんでした。

 

いやもう一回様子見で!お願いします!っていう元気も無かったですし。

 

 

 

 

じゃあ手術は3日後にやりますんで!いいすか!?


 

 

 

えっ!!しかも3日後!?

 

 

 

前回の内視鏡の時はスケジュールの問題で結構時間があったのですが、大病院ということもあってか割と早く受ける事ができました。良いのか悪いのかですが、あまり深く考える時間もなく急ピッチで準備は進められていきました。

 

ホントに急だったみたいで、

 

 

 

それじゃあ今日の夕方位に手術の内容についてお話しますんで!


 

 

明日までに全身麻酔の許可して貰わないとイケないんで担当のものが伺いますから


 

 

と、結構慌ただしく手術の日となりました。

 

 

 

やはり前回の手術で一番苦い思い出だったのは、手術が終わって目が覚めた時に呼吸困難な状態になった事です。

 

あのイメージが強くてとてもやだな〜って思ってました。

 

 

しかし前回がたまたまだったのか今回は意識が回復したのはもう廊下を移動している時だったような気がします。

 

気付いたらベットの上って感じで何やら重々しいモノを足に装着させられていました。

 

 

イメージ的にはアイスホッケーのキーパーの防具です。

 

どうやら足の血栓ができるのを防止するものらしくてたまにモミモミしてくれます。

 

 

 

手術の後と言うのはベットで安静にしていると時間が多く動けないので、心臓にかえる血液の流れは特にゆっくりとなるので、足や骨盤の中に血栓を作ることがあります。なのでこういった道具で血栓を作ってしまうのを防止しています。


 

 

確かに前回も締め付けのある網タイツみたいな奴があった気がしたんですが、今回はガンダムの足みたいになってました。

 

 

術後の血栓を防ぐ機械の画像

 

※さすがにオーバーですが極端にいうとこんな感じ

 

※この足の部分がプシューとなり足をモミモミする感じです

 

 

 

さすが大病院!!ってその時は思ったのですがコイツが今回僕をめちゃくちゃ苦しめました。

 

 

何が苦しいかというと動けないのでまず体勢が常に仰向きの状態。

 

そして定期的に足にくっ付いている道具がプシューってなって空気で膨らんだり縮んだりする訳ですが、それが暑くて暑くて。

 

もう動けないのでその夜は拷問のような一夜を過ごしました。

 

僕はよく足がムズムズして寝れないタイプなので、それも相まってもう精神が狂いそうな感覚に襲われました。

 

そしてたまらずナースコールしました。

 

 

 

 

すいません・・・この足のやつもう限界です・・・・外すことは出来ないでしょうか!?

 

 

もちろん答えはNOでした。

 

あれはホント苦痛でした。術後で痛み止めを点滴している状態だったので痛みはそれほど無かったのですが、動ない、暑い、ムズムズするって感じでいっそ殺してくれーと思いました。

 

 

そしてそれを乗り切った何とか朝を迎えたんですがオシッコが出ない!!

 

あれっ!!いくら気張っても出ないぞー!

 

確かオシッコだして下さいねって看護師の方に言われたのか必死に出そうと思ったんですこれも数時間悪戦苦闘しました。

 

やはり楽な手術って無いだなと今回も痛感されられました。

 

 

 

 

気胸5回目を振り返って・・・

この5回目の気胸を振り返ってところが何点かあります。

 

 

退院後は絶対安静にしておくべし!

4回目の退院後すぐに5回目の入院となったのですが、4回目の退院後は少し退院した解放感からその日に少し近所を散歩してしまいました。今思えばそれがダメだったのかなと思います。そとの風は秋だったこともあり少しひんやりしていたので体にさわったのかもしれません。当たり前のことですが術後は絶対安静にしておきましょう。

 

ちなみに5回目の場合はその事もあり1日安静にするということも兼ねて入院を1日伸ばしました。

 

 

病院によって、先生によって上手い下手があるのかもしれない

今回は前回と違う病院で内視鏡の手術を行った訳ですが、なんか肺の中を見た時に前回の手術でおかしい点があった・・・・的な事を指摘されました。ちょっと内容は忘れてしまったのですが、どうやら手術をする医師にもやはり上手い下手っていうのがあるようです。だから再発3%以下といっても医師の腕によって再発率は違ってくるのかと思いました。

 

 

 

改めて健康であることの素晴らしさを痛感

肺気胸で入院する度にこれは思う事ですが、今回は時に辛かったと言うとこともあり健康である事がいかに素晴らしい事なのかという痛感させられました。普通に寝て起きて仕事行って笑って怒って、当たり前のことですが健康であるからこそ何だと思います。これからも体に気を付けて生活しなければいけないなと心に誓いました。

 

 

 

 

 

<気胸体験談の総括>

 

 

 

なんの因果か気胸を5回もし内視鏡手術を2回も受けたんですが、やはり気胸は再発率の高い病気なんだなと思いました。

 

この5回の内視鏡手術を機に再発はしていませんが、またいつ起こってもおかしく無いなと。

 

あと気胸を防止しようと思ってても防げないのが難点でそこがもどかしいです。

 

今僕は30代になり体重も当時50sから今は60s近くまで増えました。

 

気胸は20代の痩せ形の男性というのが1番なりやすい条件なので、僕はもう無いのかなと・・・・いや絶対なりたくないと思っています。

 

どうかもう再発しませんようにと願うばかりです。

 

 

それでは5回に渡る長い体験談となりましたがこれにて終了したします!!

 

 

 

 

 

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