生理中に月経随伴性気胸と診断された奥さんの体験談

トップページ＞体験談＞月経随伴性気胸の妻の体験談

気胸と言えばオラっちの18番といっても良いくらいに家族にも親族にも会社の人達にさえも知れ渡っているのですが、30歳を過ぎた時に実は僕の奥さんも何度も気胸になっている事が判明してすごくびっくりしました。

今まで散々僕のことを気胸でやじっていたのにお前もかよっ！て笑えました。

しかし気胸で入院したりドレナージ治療を行った訳では無く軽度の気胸ってことで自宅で安静にという事でした。

そもそも何故気胸と分かったという事ですが、生理の時の背中の痛みが発端でした。

＜奥さんを襲った気胸の症状＞

・右側の背中の痛み

・座ったり立ったりする動作がしんどい

・以前にも何度もこの痛みを感じ事がある

・生理の為だと思い込んでいた

ただその日は背中の痛みが普段よりも強かったみたいでそこで初めて病院に行って見てもらったそうです。

そしてそこで先生に言われたのが月経随伴性気胸という聞きなれない気胸の症状でした。

月経随伴性気胸（げっけいずいはんせいききょう）ってまず読めないって思ったので勉強したんですが、こういう読み方らしいです。

で、これは一体どういう原理で気胸になるのかという事も調べたのですが、男の僕には聞きなれない言葉の羅列で難しかったので、箇条書きにしてまとめてみました。

・経随伴性気胸は生理の時に起こる気胸で女性特有の症状である

　　　↓

・通常は子宮にあるはずの子宮内膜細胞が、何らかの理由で肺や横隔膜まで飛んでしまう事で発生してしまう

　　　↓

・女性ホルモンの影響で肺に飛んだ子宮内膜細胞が、横隔膜や肺の胸膜をはがそうとしてその場所に穴が空いてしまう

正直なんのこっちゃ分かりませんが、生理中の背中の痛み＝月経随伴性気胸の可能性大って事ですね。

そして奥さんが診断を受けた時にこんな事も言われたそうです。

これは月経随伴性気胸の可能性が高いですね。生理期や排卵期にも起こる場合があり沢山の方がこの症状を体験された事があります。またこの月経随伴性気胸の特徴として90％以上の確率で右側の肺に穴が空くことが確認されています。逆の左の肺に穴が空く事は珍しいです。

それを聞いたへェ～って思うほどに驚きの情報でした。

そんな世界があるんだ位の衝撃だった。

そして僕以上に驚いていたのが奥さんで、

「じゃあ私今までに何度も気胸になってたって事じゃん！！」

「何度もこの背中の痛み感じたことある！！」

とテンションあがっていました。また、

「逆に知らない方が良かったかも・・・気になってそわそわする」

とも言ってました。

まあ今まで肺の穴が小さく大事に至らなかったけど、大きな穴が空く場合もあるのだから、知っておいた方が良いと僕は思いましたけどね。

あと僕が気胸になったときに、立つのも座るのも横になるのもしんどいって言ってた意味が分かったと、同じ苦しみを共感出来た事がボクとしては嬉しかったです。

＜総括＞

・月経開始3日前～5日後の胸痛、呼吸困難の場合は月経随伴性気胸の可能性有り

・気胸は90％以上の確率で右側に起こる

・左側の気胸発症は1％以下だけど無い訳ではない

・20代から発症してピークは30代、40代に発症する事が多い

・自覚症状が無い場合もある

・気胸？って思ったら病院でレントゲンを撮って貰おう！！

肺気胸の体験談